
だまされやすい健康食品の罠(1)

例えば、「Aウコン粒」、「Bウコン粒」と、2つの有機JAS認定ウコン粒健康食品があるとします。
それぞれ1粒200mg×300粒入っていて、\3,000だとします。
どちらが得でしょう?

| Aウコン粒 | Bウコン粒 | |
| 有機JAS沖縄産ウコン | 85% | 30% |
| デキストリン | 15% | 50% |
| 乳糖 | 0 | 15% |
| ショ糖エステル | 0 | 5% |
「有機JASのウコンは高いから、もっとコストの安いもので置き換えたい。」
そう思ったときに、乳糖やデキストリン、ショ糖エステルを多めに入れてしまえば、大幅なコストダウンが図れます。
しかもお客様は、量が同じであれば、
原材料表示など見ません。
こういうことに、ごまかされないためにも、
原材料表記は見ましょう!
ポイント 原材料表記は含有量順に表記
健康食品 実例1
原材料表記の原則は、
含有量の多いものの順に記すことです。
では以下の商品について考察してみましょう。

名称は「ギムネマシルベスタ」が主の商品であるようです。もしまじめに作られているのであれば、ギムネマシルベスタが一番多く含有されていて、先頭に表記されていて当然でしょう。しかしながら、ギムネマシルベスタの前に、「麦芽糖」、「デキストリン」が記してあります。ということは、ギムネマシルベスタよりも、麦芽糖や、デキストリンの含有量の方が高いことになります。「一体ギムネマは何パーセント入っているのでしょう?」といった感じです。
麦芽糖、デキストリンは増量剤
麦芽糖、デキストリンのことを「賦形剤(増粘剤、増量剤)」と呼びます。健康食品を粒状に固める際に、接着剤の役目をするものです。乳糖、結晶セルロース、ショ糖エステルも「賦形剤(増粘剤、増量剤)」です。セラックは皮膜剤です。
つまり、この食品の場合、
「増量している部分がほとんどじゃない!」
しかも、こういったことは、珍しいことではなく、
非常に多いケースです。
原材料表記は必ず見るようにして下さい。
健康食品 実例2

この商品は「紫ウコン」が主体の商品です。
まじめに作られているのであれば、紫ウコンが一番多く含有されていて、先頭に表記があるはずです。ところがやはり、乳糖が最も多く含有されています。
その他にも、結晶セルロース、ショ糖脂肪酸エステルといった「賦形剤(増粘剤、増量剤)」が含まれています。シェラック(セラック)は皮膜剤です。
やはりこちらも、ほとんど添加物を食べているようなものです。
こういった商品が多いから、消費者は不利益を被り
健康食品を飲んで健康になるはずはないのです。
健康食品の罠まとめ
基本的に、まじめに作っていたら、賦形剤が原材料表記の先頭にくることはありません。本来あるべきものがくるはずです。
次の項でご説明いたします。
⇒注意が必要な成分(良い健康食品を見分ける方法)

